ロッテの守護神・益田直也投手(36)が、今季の年俸2億円から8000万円減の1億2000万円(推定)で契約を更改しました。
自身も「大減俸です」と苦笑いを見せた会見は、悔しさと同時に“再出発”への強い決意をにじませる場に。
2024年は故障と不振でキャリア最少の22試合登板に終わりましたが、オフはハワイで新トレーニングに挑戦し、完全復活を誓います。
名球会入りまであと2セーブ――再びマリンを沸かせる守護神の“逆襲の物語”が始まります。
1. ロッテ・益田直也、8000万円減の大幅ダウン更改
ロッテの守護神・益田直也投手(36)が、2024年12月24日に千葉市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の年俸2億円から8000万円減の1億2000万円(推定)でサインしました。
会見では「大減俸です」と苦笑いを見せつつも、真摯に現状を受け止めた様子。通算14年目のベテランにとって、ここまで大幅な減俸はプロ入り後初めてのことです。
今季は不本意なシーズンとなりましたが、それでもチームを支えてきた功労者であることに変わりはありません。契約更改の場では「こんなにもうまくいかないというのが初めて」と語り、自らの結果に強い悔しさをにじませました。
ファンにとっても衝撃的な“8000万円減”ですが、本人は前向きな姿勢を崩さず、復活への第一歩を静かに踏み出しました。
1-1. 今季年俸2億円から1億2000万円に「大減俸です」と苦笑い
益田投手は今季、2億円の高年俸を背負ってシーズンに臨みました。しかし故障や不調により登板数が大幅に減少し、結果として年俸は推定1億2000万円にダウン。減額率はプロ野球の規定である「減額制限ギリギリ」の40%に達しました。
会見では冒頭から「大減俸です」と率直に発言し、報道陣の前で苦笑いを浮かべる姿が印象的でした。それでも言葉の端々には「今の自分の立場をしっかり受け止めて、来年こそチームに貢献したい」という前向きな気持ちがにじんでいました。
ロッテ一筋で14年。積み重ねてきた信頼と責任を背負いながら、益田投手は新たなスタートラインに立っています。
1-2. 減額制限ギリギリの40%カット、その背景とは
今回の減俸は、まさに「結果がすべて」の世界を象徴するものです。2024年シーズンの益田投手は、長年務めてきた守護神の座を離れる時期もありました。故障やフォームの乱れが影響し、チームに迷惑をかけたという思いが強かったようです。
それでも、球団はあくまで「復活への期待」を込めての契約更新。長年チームを支えてきた功績を評価し、引退や戦力外といった厳しい判断を下すことはありませんでした。
本人も「これも野球人生の一部。こういう経験を糧にもう一度強くなりたい」と語り、表情には覚悟が浮かんでいました。
2. 2024年シーズン成績:キャリア最少の登板数に終わる
益田投手にとって2024年は、キャリアの中でも最も苦しいシーズンでした。8月20日に一軍登録を抹消され、その後も故障の影響で復帰が遅れました。
登板は22試合にとどまり、これはプロ入り以来最も少ない数字です。これまで10年以上、守護神としてフル稼働してきただけに、本人にとっても悔しさの残る結果でした。
2-1. 故障と登録抹消、登板わずか22試合
春先からリリーフとしてマウンドに上がっていた益田投手でしたが、シーズン中盤に右腕のコンディション不良を訴え、8月に登録抹消。復帰後も思うような投球ができず、チームの勝ちパターンから外れる試合もありました。
長年酷使してきた右腕への負担は大きく、本人も「もう一度ゼロからやり直す必要がある」と語っています。
2-2. 成績詳細:1勝4敗5セーブ2ホールド、防御率4.35
最終的な成績は1勝4敗5セーブ2ホールド、防御率4.35。数字だけを見れば厳しいシーズンだったことは明らかです。セーブ数は自身のキャリアで最も少なく、チームも終盤にかけて抑え不在の苦しい戦いを強いられました。
しかし益田投手の経験はチームにとって代えがたい存在であり、若手リリーフ陣が多くを学ぶ貴重な時間でもありました。
2-3. チームへの責任感「申し訳ない気持ちでいっぱい」
契約更改後の会見で益田投手は、「こんなにもうまくいかないのは初めて。チームには申し訳ない気持ちでいっぱいです」と語り、責任感の強さをにじませました。
それでも、「ここからが本当の勝負」と前を向き、「またチームのためにいい成績を残したい」と力強く宣言。守護神としてのプライドは、決して失われていません。
3. 不振脱却へ、益田直也の“再出発”
来季に向けて、益田投手は早くも再起への準備を始めています。秋季キャンプに約10年ぶりに参加し、若手とともに汗を流しました。さらにオフにはハワイに渡り、これまでにないトレーニングに挑戦しています。
36歳という年齢を感じさせない意欲で、復活への道を突き進んでいます。
3-1. 約10年ぶりの秋季キャンプ参加、その意図とは
例年、ベテランは秋季キャンプを免除されることが多いですが、益田投手はあえて参加を選びました。「もう一度原点に戻って、自分を見つめ直したかった」と語り、若手に交じって全体メニューをこなしました。
その姿勢はチーム内でも話題となり、井口監督や若手選手たちからも「背中で引っ張る存在」として尊敬を集めています。
3-2. オフはハワイで自主トレ、「初めての器具」で新トレーニング挑戦
オフシーズンはハワイで自主トレを敢行。これまで行ったことのない器具を使ったウェートトレーニングを取り入れ、「一度ダメなときは何かを変えなければ」との強い思いで体づくりに励んでいます。
気候の良いハワイで、じっくりと体を追い込みながら来季に向けてコンディションを整え、「またマリンで笑顔を見せたい」と語りました。
3-3. 「やったことのないことをやる」復活への強い決意
益田投手の言葉には、ベテランとしての覚悟が詰まっています。
「やったことのないことをやる。今が変わるタイミングだと思う」。
これまで築いてきた経験や実績に頼るのではなく、新しいアプローチで再起を図る姿勢は、まさにプロの鑑。名球会入りの条件となる通算250セーブまであとわずか2。目標を見据え、「益田がまた復活した」と言われるシーズンを目指しています。
来季、背番号52がマリンスタジアムのマウンドで再び輝く日を、ファンは心待ちにしています。
4. 名球会入りまであと2セーブ――通算250セーブへの挑戦
ロッテの守護神・益田直也投手は、通算250セーブの名球会入りまで、残りわずか2セーブに迫っています。
プロ入り以来、一貫してチームの勝利を守ってきた男が、節目の記録を目前にして迎える2025年シーズン。年齢的にはベテランの域に差し掛かっていますが、その挑戦に陰りはありません。
2024年は不調や故障でわずか22試合登板に終わり、本来の姿を見せることはできませんでした。しかし本人は「こういう時期を乗り越えてこそ、また強くなれる」と語り、逆境を糧に再出発を誓っています。
名球会入りは単なる通過点。益田投手にとっての本当の目標は、再び勝利の瞬間をマリンスタジアムで守り抜くことです。
4-1. 「益田がまた復活した」と言われるシーズンを目指して
契約更改の場で、益田投手は「来年は『益田がまた復活した』と思ってもらえるように頑張りたい」と力強く語りました。
長いキャリアの中で、これほどの試練を味わったのは初めてだといいます。それでも、決して諦めない姿勢が彼の真骨頂です。
年齢を理由に衰えを語る声もありますが、益田投手はそのたびに結果で応えてきました。2019年には守護神としてキャリアハイの55試合登板、27セーブを記録。以降も不動のポジションを維持し、チームに安定感をもたらしてきました。
今季の悔しさを胸に、2025年は「完全復活」を合言葉に再スタートを切ります。ファンの記憶に残る復活劇を、再びマリンのマウンドで見せてくれることでしょう。
4-2. 目標は開幕1軍&50試合登板、完全復活ロードの青写真
益田投手が描く来季の目標は、明確です。
「開幕1軍入り、そして50試合登板」。
過去にはシーズン70試合を超える登板を重ねてきた鉄腕ですが、2025年は無理をせず、安定したシーズンを送ることを重視しています。
オフには10年ぶりに秋季キャンプに参加し、さらにハワイで新しいトレーニングメニューを導入。「やったことのないことに挑戦する」と語るように、体づくりの面でも意識を一新しました。
新しい環境と新しい発想で自分を変えようとする姿勢は、これまでのベテラン像を覆すもの。益田直也の“第二のキャリア”は、まさにここから始まろうとしています。
5. ファンの声と球団の期待
益田投手の復活を待ち望む声は、ファンの間で日に日に大きくなっています。SNSや球場の声援では、「もう一度マリンを沸かせてほしい」「益田がいないと締まらない」といったコメントが多く見られます。
また、球団としても功労者である彼への信頼は揺らいでいません。井口監督(仮)も「まだまだ力はある」と語り、若手リリーフ陣の手本として高く評価しています。
5-1. チーム最年長守護神としての存在価値
2025年のロッテ投手陣の中で、益田投手は最年長。経験値だけでなく、メンタルの強さでもチームを支える貴重な存在です。
特に若手投手たちにとっては、彼の練習姿勢や調整法が“生きた教材”となっています。
秋季キャンプでは、誰よりも早くグラウンドに立ち、最後まで残る姿が印象的でした。若手選手たちは「ベテランでもこんなにやるのか」と感化され、全体の練習の雰囲気も引き締まったといいます。
衰えではなく、進化を選ぶベテラン。その姿勢がチーム全体に良い刺激を与えています。
5-2. 復活すれば若手投手陣への影響も大きい
益田投手が完全復活を遂げれば、その影響は計り知れません。抑えの安定はチーム全体の戦略に直結し、若手リリーフ陣にも精神的な余裕が生まれます。
また、彼の存在が若手投手にとって大きな“目標”となっていることも事実です。
「いつか益田さんのように」と語る後輩も多く、その影響力はチームの未来をも左右しています。
復活は、単なる個人の再起ではなく、ロッテ投手陣全体の再生にもつながるのです。
6. まとめ:苦境をバネに――36歳守護神の再起ストーリー
2024年、益田直也投手にとってはキャリアの中で最も厳しいシーズンでした。
しかし、彼は決してうつむくことなく、むしろ前を見て歩き始めています。
減俸という現実、成績不振という挫折。それらすべてを「もう一度輝くための糧」として受け止める姿には、ベテランとしての重みが感じられます。
6-1. 減俸は通過点、真の勝負は2025年
1億2000万円への大幅減俸――それは挫折ではなく、再起への契約でもあります。
益田投手にとって、2025年は「結果で語る」年になるでしょう。
長年、守護神として積み上げた経験と技術。そこに新しいトレーニングと挑戦心が加わり、これまでにない進化を見せる可能性があります。
真の勝負は、これからです。
6-2. 「もう一度、マリンを沸かせる」益田直也の逆襲に注目
益田投手はこれまで何度も壁を乗り越えてきました。
そして今、再び立ち上がろうとしています。
「もう一度、マリンを沸かせる」――その言葉が現実になる日も遠くないでしょう。
ファンも球団も、誰もがその瞬間を待ち望んでいます。
36歳の守護神が再びマウンドに立つ日、千葉の空には歓声が響き渡るはずです。
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