目次
はじめに
少年野球で速球が打てないと悩んでいる選手は多いでしょう。速球は、ボールの速さだけでなく、回転や角度、タイミングなどによっても難しくなります。速球を打つためには、バットの振り方や体の使い方が重要ですが、その中でも「トップの角度」を意識することで、打ち損じを減らし、ヒットにつなげることができます。
トップの角度とは？
トップの角度とは、バットの先端が一番高くなる瞬間のことです。このとき、バットの先端がどの方向を向いているかで、ボールとの当たり方や飛び方が変わります。トップの角度が適切であれば、ボールに対してバットが垂直に近い状態で振り抜くことができ、ボールに力を伝えやすくなります。逆に、トップの角度が不適切であれば、バットがボールに対して斜めになってしまい、ボールに力を伝えにくくなります。また、トップの角度が不適切だと、バットのスイートスポット（一番当たりが良い部分）がボールと合わないこともあります。これらのことが、打ち損じの原因になります。
トップの角度の重要性
トップの角度は、バットの振り下ろしの軌道を決める要素の一つです。バットの振り下ろしの軌道とは、バットがボールに近づくときの動きのことです。バットの振り下ろしの軌道が適切であれば、バットはボールに対して最適な角度で接近し、ボールに対して最大の力を与えることができます。バットの振り下ろしの軌道が不適切であれば、バットはボールに対して最適でない角度で接近し、ボールに対して最大でない力を与えることになります。トップの角度が適切であれば、バットの振り下ろしの軌道も適切になります。トップの角度が不適切であれば、バットの振り下ろしの軌道も不適切になります。
トップの角度のチェック方法
では、自分のトップの角度が適切かどうかをどうやってチェックするのでしょうか？一番簡単な方法は、ビデオカメラやスマートフォンで自分のスイングを撮影して、トップの角度を確認することです。撮影した映像をスロー再生して、トップの角度がボールの方向に向いているかどうかを見てみましょう。もし、トップの角度がボールの方向とずれている場合は、修正が必要です。修正の方法は、後述します。
トップの角度を意識したスイング
トップの角度を適切にするためには、スイングの各段階で注意することがあります。ここでは、グリップ、テイクバック、フォロースルーの3つのポイントについて説明します。
トップの角度を意識したグリップ
グリップは、バットを握る方法のことです。グリップがトップの角度に影響するのは、グリップの強さや位置によって、バットの回転や振り抜きが変わるからです。グリップのコツは、以下の通りです。
- バットを握るときは、手のひらではなく、指の付け根で握ります。手のひらで握ると、バットがぶれやすくなります。
- バットを握るときは、力を入れすぎないようにします。力を入れすぎると、バットの回転が遅くなります。
- バットを握るときは、両手の指の間隔を詰めます。指の間隔が開くと、バットのコントロールが難しくなります。
- バットを握るときは、バットのノブ（先端の反対側の部分）が手首の下にくるようにします。ノブが手首の上にくると、バットが斜めになりやすくなります。
トップの角度を意識したテイクバック
テイクバックは、バットを振り始める前に、バットを後ろに引く動作のことです。テイクバックがトップの角度に影響するのは、テイクバックの高さや角度によって、バットの振り下ろしの軌道が変わるからです。テイクバックのコツは、以下の通りです。
- テイクバックは、肩の高さよりも低くします。肩の高さよりも高くすると、バットが下りすぎて、トップの角度がずれやすくなります。
- テイクバックは、ボールの方向に向けます。ボールの方向とずれると、バットが横にぶれやすくなります。
- テイクバックは、バットの先端が水平になるまで引きます。水平よりも上に引くと、バットが垂直になりすぎて、トップの角度がずれやすくなります。
トップの角度を意識したフォロースルー
フォロースルーは、バットを振り抜いた後に、バットを前に出す動作のことです。フォロースルーがトップの角度に影響するのは、フォロースルーの高さや角度によって、バットの振り抜きの力や方向が変わるからです。フォロースルーのコツは、以下の通りです。
- フォロースルーは、肩の高さよりも高くします。肩の高さよりも低くすると、バットが上がりすぎて、トップの角度がずれやすくなります。
- フォロースルーは、ボールの方向に向けます。ボールの方向とずれると、バットが横にぶれやすくなります。
- フォロースルーは、バットの先端が水平になるまで出します。水平よりも下に出すと、バットが垂直になりすぎて、トップの角度がずれやすくなります。
まとめ
この記事では、少年野球で速球が打てない原因として、トップの角度を紹介しました。トップの角度とは、バットの先端が一番高くなる瞬間のことで、ボールとの当たり方や飛び方に影響します。トップの角度を適切にするためには、グリップ、テイクバック、フォロースルーの3つのポイントを意識することが大切です。トップの角度を意識したスイングを練習して、速球に挑戦しましょう！