ガチPは、ミズノが開発した野球スパイク用の補強剤で、特につま先部分の摩耗を防ぐために作られたアイテムです。ピッチャーの激しい投球動作にもしっかり対応できるよう設計されており、スパイクの寿命を延ばすことができます。検索で「ガチP 使い方」と調べる人は、実際にスパイクを長持ちさせたい、塗り方のコツを知りたい、といった目的を持っていることが多いでしょう。
ガチPには白と黒の2種類があり、専用ガンとノズルを使って塗布していきます。塗る前の準備としては、スパイクの泥汚れを落とし、マスキングテープで塗布箇所を養生し、付属のヤスリで表面を削って密着性を高めることが重要です。実際の手順は、ガチPを専用ガンにセットし、ノズルから液体を出してスパイクの摩耗しやすい部分に塗布し、しっかり乾燥させる流れになります。
乾燥にはおよそ1日かかり、作業はスピード感を持って行う必要があります。ガチPは速乾性があるため、準備を整えてから一気に塗布することが成功のポイントです。これからガチPの使い方を知りたい方に向けて、塗る際の注意点や仕上げのコツをわかりやすく紹介していきます。
-
ココがポイント
- ガチPを塗る前に必要な準備や道具
- スパイク表面を削って密着性を高める理由と方法
- 専用ガンを使ったガチPの正しい塗り方
- 塗布後の乾燥時間や仕上げのポイント
ミズノガチPの使い方
用意するもの
- スパイク(今回のスパイクは、ミズノのポイント式スパイク)
ガチP(ミズノ)白色と黒色があり、ノズルが2本あります。2回分ってことかな?
- 専用のハンドガン(別売り)
- ヤスリ(ガチPに付属している)
- 養生用ビニールテープ(マスキングテープ可)
- 作業場の確保(風通しが良い場所)
- 段ボール、ビニール(大)(ガチPが垂れるので養生)
- ハサミ
- カッター
- 手袋(素手でもOK)
- マスク
準備
すでに使用しているスパイクの場合、ガチPを塗る面の泥汚れを落しておくこと。
靴裏は、ビニールテープでは、やり難いためセロハンテープで養生しています。裏面は適当でも大丈夫です。後からカッター等で修正できる。
ガチPを塗る場所を段ボール又はビニール袋等を敷く
スパイクの表面の削り
付属の紙ヤスリで、塗る箇所の表面を軽く削ります。スパイクの防水コーティングを除去し、ガチPが密着しやすくするためです。
紙ヤスリでガシガシやって大丈夫です。その方が密着しやすくなる。(手順書には軽く荒れる程度)
ガチPと専用ガンをセット
専用のガン(別売り)にガチPのカートリッジをセットします。
①専用ガンの後部のレバーを押し上げます。
②専用のガンに押し込み治具をセットする(板状のもの)
③専用のガンにガチPのカートリッジをセットします。
④ガチPの液体のキャップを90度に回し保護キャップを取り外す。(キャップは後で使うので捨てないでください)
⑤ノズルの先端をハサミでカットする。
⑥ノズルを専用ガンにセットする。
ガチPをスパイクに塗布する
①ガチPの液体を先ほど、ヤスリで削った面に塗ります。
②専用ガンのレバーを数回押すと液が出てきます。5㎝ほど捨てます。
③スパイクの上側より、徐々に下へ塗り進めて行きます。重力で垂れる感じに塗布していきます。
ヘラが付属しているのでは、ヘラで塗ることもできます。
ガチPを塗ったスパイクを乾燥
乾燥前に、ガチPの塗布面を整える。スパイクの裏側をハサミやカッターで整える。5分程度で硬化が始まりますが、直ぐに使用することは止めたほうが良いです。
風通しが良い場所で、スパイクを乾燥させます。1日程度自然乾燥させる。
ガチPが乾燥するのを待ちましょう。
ミズノガチPの注意点
ミズノガチP接着剤を使うときのポイント
接着剤を安全に使うために、気をつけたいことを簡単にまとめました。
-
最初に出る少しの接着剤は混ざりが悪いので使わない。
-
ノズルの中で長く放置すると固まるので、続けて作業する。
-
ノズルが詰まったら新しいものに交換。
-
作業場所はしっかり換気する。
-
手や肌についたらすぐ水と石けんで洗う。異常があれば病院へ。
-
目に入ったらすぐ水で洗って病院へ。
-
口に入ったら迷わず医師の診察を受ける。
-
作業後は手洗い・うがいを忘れずに。
-
子供の手が届かない場所に保管する。
-
使い切ったら地域のルールに従って処分する。
- 貴金属や高価な品物には使用しないでください。
接着剤「ガチP」について
シューズの補強に便利な接着剤「ガチP」。特徴や注意点を簡単にまとめてみました。
基本情報
-
種類:化学反応タイプの接着剤
-
主成分:変性エポキシ樹脂(50%)、変性ポリチオール(50%)
-
容量:50ml(危険物第4類・第3石油類に分類)
セット内容
-
カートリッジ
-
混合ノズル
-
研磨紙
-
ヘラ
※使用には専用ハンドガン(別売り)が必要です。
接着できない素材
-
ポリエチレン
-
ポリプロピレン
-
フッ素樹脂
-
軟質塩ビ
-
シリコーン樹脂