この記事は分かること
- ハーフスイングとは?
- ハーフスイングは誰が判断するの?
- ハーフスイングの抗議間違えとは?
少年野球でもハーフスイングとは?お父さん誤審しないように!!
少年野球でもハーフスイングは適用されるのか?
適用されます!!
そもそも、ハーフスイングとは何か?
ピッチャーが投げた球を打とうと途中までスイングしたが、やっぱり打つのをやめようとバットを急に動作を止めることをハーフスイングと呼んでいます。
◆打者が投手の投げた球を打とうとしたが、スイングを途中で止めた。
◆投手が投げた球を打とうと思いスイングしたら、内角球で体に当たりそうになったので止めた。
◆打者は打とうとしたが、予想以上に球が速くて手がスイングを途中で止めた。
◆バントしようとしたが、ボールだったのでバットを引いたが遅かった。
こんな時がハーフスイングになりやすいのかと思います。
そもそも、ハーフスイングは規則にあるのか調べてみました。
先ずは、ストライクの定義から
(a)打者が打った(バントも含む)が、投球に当たらなかったもの。
引用元:野球規則
ストライクについて、こう書かれています。
解釈すると、バッターがバットを振ったが、球がバットに当たらなかったことです。
ハーフスイングについては、これではわかりませんね!!
続いて、ボールの定義
ストライクゾーンを通過しなかった投球、または地面に触れた投球でいずれも打者が打たなかったものである。
引用元:野球規則
ボールについて、こう書かれています。
投手が投げた球がストライクゾーンを通過してなくて、バッターがスイングしていないことです。
ここでハーフスイングに当たる、スイングしたか?スイングしていない?ことが重要なのです。でも、答えはでていないですね。
続いて、 審判員の裁定について
(c)審判員が、その裁定に対してアピールを受けた場合は、最終の裁定を下すにあたって、他の審判員の意見を求めることはできる。裁定を下した審判員から相談を受けた場合を除いて、審判員は、他の審判員の裁定に対して、批評を加えたり、変更を求めたり、異議を唱えたりすることは許されない。
【原注2】
ハーフスイングの際、球審がストライクと宣告しなかったときだけ、監督または捕手は、振ったか否かについて、塁審のアドバイスを受けるよう球審に要請することができる。球審は、このような要請があれば、塁審にその裁定を一任しなければならない。塁審は、球審からの要請があれば、ただちに裁定を下す。このようにして下された塁審の裁定は最終のものである。
ハーフスイングについて、監督または捕手が前記の要請を行ってもボールインプレーであり、塁審がストライクの裁定に変更する場合があるから、打者、走者、野手を問わず、状況の変化に対応できるように常に注意していなければならない。
監督が、ハーフスイングに異議を唱えるためにダッグアウトから出て一塁または三塁に向かってスタートすれば警告が発せられる。警告にもかかわらず一塁または三塁に近づけば試合から除かれる。監督はハーフスイングに関して異議を唱えるためにダッグアウトを離れたつもりでも、ボールストライクの宣言について異議を唱えるためにダッグアウトを離れたことになるからである。引用元:野球規則
野球規則には、上記のように書かれています。
簡単に解説すると
ハーフスイングでボールと判定された時、その判定に不服があれば監督または、捕手(キャッチャー)が球審に抗議することができる。
ハーフスイングか?ハーフスイングじゃないか?を抗議できるのは、監督か捕手(キャッチャー)が抗議できる。
この条件に合った場合のみ、今のハーフスイングじゃないですか?と抗議できる。
こんなケースは間違えているので注意しましょう!!
①今のハーフスイングじゃないか~と、応援席の親からの抗議
②球審が自ら塁審にハーフスイングかどうか確認する
③コーチやベンチの選手からの抗議
④キャッチャーからの抗議に球審が反応しない
⑤ストライクの時にハーフスイングを球審に抗議する
また、バントのときも同様ですので注意ですね。
ハーフスイングで球審から右打者の場合は、一塁塁審に判断してもらう。左打者の場合は三塁塁審に判断を仰ぐ。なんでか?その理由は簡単、見やすい方に判断してもらうことです。
右打者の場合は三塁塁審は打者の背中が見えている状態でスイングしたか?分かりませんよね。ですから、見やすい見ている塁審となると、一塁塁審になるのです。
お父さん審判で落ち着いて、見極めて判断して下さい。
お父さん審判は、間違えても大丈夫ですので安心してやりましょう!!
まとめ
少年野球でもハーフスイングはある。
ハーフスイングは、打者がバットを振る途中で止めた行為。
ハーフスイングか否かの抗議は監督又は捕手ができる。