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ヘッドスライディングとは?
走者が手を伸ばし頭から塁に滑り込むプレーをヘッドスライディングと言う。
ヘッドスライディングと言えば、高校野球などで9回2アウトの場面などで一塁にヘッドスライディングしているのを目にする。ヘッドスライディングして、泣きじゃくる選手の姿が映される。この必死さがなんとも感動を呼んだりする場面にヘッドスライディングがある。
どうしてヘッドスライディングなのか?
どうしてヘッドスライディングをするのか?について考えてみると、いち速く塁にタッチしたいからヘッドスライディングをすると思う。また、闘志や根性など必死で塁を狙う姿勢がヘッドスライディングの行動をとらせるのかと思う。自分も学生時代はそう思っていた。
では、本当に速く塁につけるのか?近年の測定結果から以下のように
しかし近年は、ハイスピードカメラなど測定機材の技術進歩によってより詳細な分析・検証が可能となったこともあり「駆け抜けるよりヘッドスライディングをした方が速い」との指摘がされることも多く(桑田真澄は「昔はビデオやテレビを超スローとかで見れなかったので、イメージだけで伝えてこられたんですよね」と述べている[11])、実際にそのような研究結果が複数示されている[12][13][14]。特に、2018年3月に発表された立命館大学スポーツ健康科学部の研究では「技術があれば」という条件が重要であることが強調されており、同学教授の岡本直輝はそれを踏まえ、正しいヘッドスライディング習得のための新たなトレーニング導入の必要性にも言及している[15]。
Wikipediaより
「ヘッドスライディングの技術があれば」速いとの見解です。
このように技術があれば速いですが、全ての選手には言えないのです。それに少年野球にはその技術必要ですか?
それに一塁へベースを手でタッチする必要がある。陸上100mのようにゴールであればヘッドスライディングでゴールなのだがベースタッチが必要なのである。
あー、そういえばヘッドスライディングが速いのであれば、陸上選手もヘッドスライディングする人がいるのではないのか?
これも規制はないみたいですが、陸上競技はスライディングしている選手がいないということは、必要ないからでしょ?
少年野球ヘッドスライデイングは必要なのか?
ヘッドスライディングでケガをした子供が、ベースに指が当たり手を骨折、ベースに指を突き突き指、手を踏まれて出血や打撲した子供が本当にたくさんいるのは、どの指導者や少年野球に携わっている方は、少なからず見ているはずです。このケガで子供が一生後悔することがあるかも知れません。気軽にヘッドスライディングしろと言う監督コーチがいるのですが、子供のこと考えてますか?
子供が何故ケガをするのでしょうか?
ヘッドスライディングが下手、手の骨が弱い、グラウンドコンディションが悪い、守備側の問題などありますが、
一番の原因は、ヘッドスライディングが下手が原因です。
そのため、指の付き方、ベースの位置など様々な要因が重なりケガに繋がります。
また、小学生の骨がまだ成長途中で骨が柔らかいからではないでしょうか?
骨の成長とは、骨の成長と共に体は大きくなっていきます。
胎児の骨は、頭蓋骨を除き、軟骨のみでできています。成長に従い、骨の中央に血管が侵入して、そこからカルシウムが運び込まれ、沈着して骨へとなります。
個人差はありますが、男性では17、18歳位、女性では15、16歳位ですべての骨が出来上がり成長が止まります。
まだ成長途中の骨ですので、骨折する確率が上がると言えます。
そこで、ヘッドスライディングをなるべくなく禁止しませんか?と言いたいのです。
本当ならすべてを禁止にしたいのですが、色々とありますので私の考えはこうです。
ヘッドスライディングを禁止するところ
①本塁から一塁へのヘッドスライディング
②一塁から二塁へのヘッドスライディング
③二塁から三塁へのヘッドスライディング
④三塁から本塁へのヘッドスライディング
⑤二塁への帰塁
⑥三塁への帰塁
ヘッドスライディングをしても良いところ
①一塁への帰塁
どうしても、一塁への帰塁はヘッドスライディングが必要かと思います。
なぜ、投手の牽制から帰塁するのには、ヘッドスライディングの場合のほうが早く帰塁できると思います。
しかしこれも本当は必要ないと考えますが、手を守る専用の手袋を着用する。これメジャーの大谷さんとかしてますよね。この手袋を着用している場合のみヘットスライディングをOKにしたらいいと思います。
ヘッドスライディングと駆け抜けどっちが早い?!
以前に一塁へのヘッドスライディングと駆け抜けでどっちが早いなどが話題になりましたが、高校野球で多く目にする光景です。
そもそも、駆け抜けた方が早く一塁へ触れることができると私は思います。それは、ヘッドスライディングの準備による減速、スライディング中の減速などが影響するので必ず減速してしまうと思います。万が一に、0.01秒ヘッドスライディングの方が速いとしてもけがのリスクが上がります。子供の将来があります。ケガで指が元に戻らないこともあります。ですので、指導者の方へ積極的にヘッドスライディングの禁止をお願い致します。
小学生にヘッドスライディングは必要ないと思います。
ヘッドスライディングの基本とコツを知ろう!!
ヘッドスライディングは禁止と言っていながら、ヘッドスライディングの基本を学びます。
ここがポイント
①地面と水平に滑る感覚で行う。
②スピードをゆるめない
③一番最初に胸お腹の辺りを地面に付けるように滑ること。
④指先をそろえて、手を伸ばす。
これダメポイント
①膝や太ももが最初に地面に触れる。
②高くジャンプする。
③スピードがゆるむ。
必ず指導者がつき、ヘッドスライディングの練習をしましょう!!